何事も学習する際は、全体像をまずつかむことが大事ですね。
中国語学習においてもそれは同じ。中国語マスターまでの基本的な道筋をご紹介します。
中国語をこれから始めようとされる方は参考にしてください。
中国語ビギナーズガイド
中国語が話せるようになった人の道筋はみなバラバラ。勉強時間も違えば、勉強方法も様々。しかし、幹となるべきところは共通しています。本日はそちらをご紹介します。
- 四声を覚える
- ピンインを覚える
- 基礎単語を覚える
- 文法を覚える
- 単語をどんどん覚える
- 実践で使う
- あらゆる中国語にふれる
- 継続する
1.四声を覚える
中国語の基礎であり、最も特徴的な四声をまず覚えないといけません。
四声とは「声のトーン」のことであり、トーンの違いで大きく意味が変わってきます。この四声を正確に覚えておかないと後々中国語学習に大きく影響します。
四声は文字通り4種類のトーンがあるのですが、組み合わせによってはトーンが変化するなどルールもあるので、きっちり覚えましょう。
たとえば、日本語の「あめ」は、「雨」と「飴」は同じトーンで話さないですよね。
中国語には全ての言葉にこの四声があるので、四声を覚えないと中国語の学習が始まりません。
2.ピンインを覚える
ピンインも中国語を学ぶ上での最も大切な基礎。
中国語の発音記号のことですね。アルファベットで表します。
你好のピンインは「Nǐ hǎo」です。四声とピンインをセットで一単語です。
もともと中国語は漢字を見て発音していたのですが、中国語学習者にとってより学びやすくするために1958年にピンインが考案されました。
単母音 7種類、複合母音29種類、子音21種類の計57種類のピンインを一つずつ確実にマスターしていきます。
3.基礎単語(挨拶、数)を覚える
四声とピンインの発音の基礎固めができたら単語を覚えていきましょう。
500語程度の基礎単語を覚えれば、最低限の会話ができます。一人で中国に行くことも可能です。
「おはよう」、「こんにちは」などの挨拶から、「行く」、「食べる」などの動詞、数字から簡単な名詞まで、まずは500語程度を覚えて中国語が話せるようになったという感覚を養いましょう。
4.文法を覚える
文法を覚えることでより自分の思いを伝えられるようになります。
中国語には文法がないといわれるほど文法自体はかなり少ないです。文法書を一冊やりこめば、直ぐに初級者を脱することができるでしょう。
5.単語をさらに覚える
文法の基礎さえ抑えたら、あとはどんどん単語を増やしましょう。基本語3000語を覚えると、ニュースも専門用語は調べながらですが、かなり読めるようになります。ニュースは難しいでしょうと思うかもしれませんが、安心してください、基礎文法を抑えていれば単語の意味さえわかれば読めます。
6.実践でどんどん使う
ここまできたら実践で中国語を使っていくことが中国語習得の近道です。
中国に留学できればいいのですが、皆がみな留学できるわけではありません。そういう場合は話し相手になる中国人を探しましょう。
知り合いでも良いですし、ネットで探すのもいいですね。SNSやチャットなら無料で見つかるかもしれません。
もう少し真剣に探すならお金を出してネットサービスも使うのも良いでしょう。
スピークマンドリンというマンツーマンのオンラインレッスンだと格安で利用できます。
7.あらゆる中国語にふれましょう
中国語の理解を深めるためには、テキストを手放し、いろんな中国語媒体からインプットを増やすことも大切です。
ニュースやドラマ、映画、スピーチ、本、雑誌、ポッドキャスト、中国のTV番組など。あらゆる中国語を聞くことで、言葉だけでなく、文化、思想、歴史などより深いところでの中国理解に繋がるでしょう。
8.あせらず継続しましょう
ここまでくるのと中国語は中級レベルには到達しているでしょう。さらに伸ばすには継続あるのみです。
ここまで3ヶ月掛かる人もいれば3年掛かる人もいますね。ひとそれぞれ。自分の学習スタイルを築いてあせらず取り組んでいくのが継続のこつです。
ぜひ中国語学習に取り掛かろうかと悩んでいる方は、思い切って飛び込んでみてください。
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