「中国語のフレーズを覚えたはずなのに、次の日には忘れてしまう」
「単語帳を見れば意味がわかるのに、会話になると口から出てこない」
そんな悩みはありませんか?
中国語のフレーズを忘れてしまうのは、記憶力が悪いからとは限りません。覚えることに集中する一方で、覚えた表現を自分で思い出す練習が不足している可能性があります。
中国語を会話で使えるようになるには、何度も読み直すだけでなく、何も見ずに思い出し、実際に声に出すことが大切です。
この記事では、中国語のフレーズを忘れにくくするための復習方法や、思い出す力を鍛える練習法、1日5分でできるトレーニングを紹介します。
中国語のフレーズを覚えても忘れてしまう3つの理由
1. 見て理解するだけで覚えたつもりになっている
中国語の教材を読んで「この表現は知っている」と感じても、実際に使えるとは限りません。
例えば、次のフレーズを見てみましょう。
我想喝水。
ピンイン:Wǒ xiǎng hē shuǐ.
意味:水を飲みたいです。
この文章を見れば意味がわかっても、日本語の「水を飲みたいです」から中国語に変換しようとすると、すぐに出てこないことがあります。
これは、見て理解する力と、自分で思い出して使う力が異なるためです。
覚えたフレーズを使えるようにするには、中国語を隠して日本語から思い出すなど、記憶を取り出す練習を取り入れましょう。
2. 一度にたくさん覚えようとしている
一度に多くの単語やフレーズを覚えようとすると、復習が追いつかなくなることがあります。
特に初心者の場合、難しい表現を大量に覚えるよりも、日常で使いやすい短いフレーズを繰り返し練習する方が取り組みやすいでしょう。
例えば、次のような表現です。
- 我不知道。
Wǒ bù zhīdào.
わかりません。 - 没关系。
Méi guānxi.
大丈夫です。/気にしないでください。 - 等一下。
Děng yíxià.
少し待ってください。 - 我觉得不错。
Wǒ juéde búcuò.
いいと思います。
まずは数個の表現を、意味を理解しながら使えるようにしていきましょう。
3. 覚えたあとに復習していない
一度覚えたフレーズも、使う機会がなければ思い出しにくくなります。
覚えた直後だけでなく、少し時間を空けてから再び思い出す練習を取り入れることが大切です。
ただし、毎日同じ文章を見直すだけでは、答えを見慣れてしまうこともあります。
中国語を隠して答える、別の場面で使う、質問に対して返答するなど、思い出し方を変えてみましょう。
中国語のフレーズを忘れにくくする5つの練習法
1. 日本語を見て中国語を思い出す
最初に取り入れたいのが、日本語から中国語に変換する練習です。
中国語と日本語をセットで何度も読むのではなく、日本語だけを見て中国語を口に出してみましょう。
例えば、次のように練習します。
| 日本語 | 中国語 | ピンイン |
|---|---|---|
| 水を飲みたいです。 | 我想喝水。 | Wǒ xiǎng hē shuǐ. |
| 今日は忙しいです。 | 今天很忙。 | Jīntiān hěn máng. |
| 少し待ってください。 | 请等一下。 | Qǐng děng yíxià. |
| わかりません。 | 我不知道。 | Wǒ bù zhīdào. |
練習の手順
- 日本語の意味を確認する
- 中国語を隠す
- 中国語を声に出して答える
- 正解を見て確認する
- 間違えた表現をもう一度練習する
すぐに思い出せなくても、すぐ答えを見ずに少し考えてみてください。
思い出せなかった表現は、答えを確認してから、もう一度中国語を声に出しましょう。
2. 翌日・数日後にもう一度テストする
フレーズを覚えたら、時間を空けて復習しましょう。
例えば、次のようなスケジュールを試せます。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 覚えた当日 | 意味を理解して音読する |
| 翌日 | 日本語から中国語を思い出す |
| 3日後 | 答えを見ずにもう一度テストする |
| 1週間後 | 会話の中で使ってみる |
これは復習の一例です。すべての人に最適な間隔が同じとは限らないため、忘れやすい表現は早めに復習し、すぐ答えられる表現は間隔を空けても構いません。
大切なのは、毎回最初から読み直すのではなく、まず自分の記憶から答えを取り出してみることです。
3. 一つのフレーズを別の表現に変える
フレーズをそのまま暗記するだけでなく、一部を入れ替えて練習すると、使える場面を増やせます。
例えば、次の表現を覚えたとします。
我想喝水。
Wǒ xiǎng hē shuǐ.
水を飲みたいです。
この文章を基本にして、言葉を入れ替えてみましょう。
| 中国語 | ピンイン | 日本語 |
|---|---|---|
| 我想喝茶。 | Wǒ xiǎng hē chá. | お茶を飲みたいです。 |
| 我想吃饭。 | Wǒ xiǎng chī fàn. | ご飯を食べたいです。 |
| 我想休息。 | Wǒ xiǎng xiūxi. | 休みたいです。 |
この練習では、文章全体を毎回ゼロから作る必要がありません。覚えた文型を利用しながら、単語や表現を入れ替えることができます。
ただし、単語を入れ替えれば常に自然な中国語になるとは限りません。新しい表現は、辞書や教材などで使い方を確認しましょう。
4. フレーズを会話の中で使う
覚えたフレーズを、質問と返答の形で練習してみましょう。
例えば、次の表現を覚えたとします。
我不知道。
Wǒ bù zhīdào.
わかりません。
これを単独で暗記するだけでなく、質問に答える練習をします。
A:你知道他在哪儿吗?
Nǐ zhīdào tā zài nǎr ma?
彼がどこにいるか知っていますか?
B:我不知道。
Wǒ bù zhīdào.
わかりません。
質問を読んだら、返答部分を隠して、自分で答えてみてください。
一人で練習する場合は、質問と返答を交互に読み上げても構いません。
こうすることで、覚えたフレーズを、どんな場面で使うのかも一緒に身につけやすくなります。
5. 忘れたフレーズを記録する
思い出せなかったフレーズは、復習リストに残しておきましょう。
ノートやスマートフォンのメモ、単語カードなど、使いやすい方法で十分です。
記録する項目は、次の4つがおすすめです。
- 日本語の意味
- 中国語のフレーズ
- ピンイン
- 次に復習するタイミング
例えば、次のようにまとめます。
| 日本語 | 中国語 | 復習状況 |
|---|---|---|
| 少し待ってください。 | 请等一下。 | 翌日も練習 |
| 水を飲みたいです。 | 我想喝水。 | 3日後に確認 |
| わかりません。 | 我不知道。 | 会話で使う |
何度も忘れる表現は、苦手なフレーズとして優先的に復習します。
一方で、すぐに答えられるようになった表現は、復習の間隔を徐々に空けていきましょう。
1日5分でできる中国語フレーズ復習メニュー
忙しい方は、毎日5分だけ復習するところから始めてみましょう。
| 時間 | 練習内容 |
|---|---|
| 1分 | 前日に覚えたフレーズを日本語から思い出す |
| 1分 | 答えを確認し、忘れていた表現を音読する |
| 1分 | 中国語を隠して、もう一度答える |
| 1分 | 単語を入れ替えて別の文章を作る |
| 1分 | 質問と返答の形で声に出す |
毎日新しいフレーズを増やす必要はありません。
以前に覚えた表現を復習する日があっても大丈夫です。覚える数を増やすことより、実際に思い出して使える表現を増やすことを目指しましょう。
フレーズを覚えるときに避けたい3つのこと
1. 答えを見ながら何度も読むだけ
答えを見ながら読むと、意味を理解しやすくなります。しかし、それだけでは何も見ずに思い出す練習が不足しがちです。
音読したあとは、中国語を隠して答える時間も作りましょう。
2. 一度忘れたら最初からやり直す
一度忘れたからといって、そのフレーズを最初から何度も暗記し直す必要はありません。
答えを確認して、発音を声に出し、少し時間を置いてからもう一度思い出してみましょう。
忘れた表現を復習リストに残しておけば、次に何を練習するかも明確になります。
3. 完璧に覚えるまで次に進まない
一つのフレーズに時間をかけすぎると、学習が進まなくなることがあります。
まずは意味と使い方を理解し、簡単な会話で使えることを目指しましょう。難しい表現や細かなニュアンスは、必要に応じて後から確認していけば大丈夫です。
覚えたフレーズを会話で使えるようになりたいなら
中国語のフレーズを覚えても、実際の会話になると言葉が出てこない場合は、思い出す練習に加えて、相手の質問に答える経験も役立ちます。
一人での練習を続けながら、発音や表現が自然かどうかを確認したくなったときは、オンラインレッスンを利用する方法もあります。
サービスによって料金や講師の選び方が異なるため、自分の目的や予算に合うものを比較してみましょう。
まとめ:中国語は「覚える」だけでなく「思い出す」ことが大切
中国語のフレーズを忘れてしまうときは、記憶力だけが原因とは限りません。覚えた表現を自分で思い出す練習や、実際に使う機会が不足している可能性があります。
今回紹介した方法を振り返ってみましょう。
- 日本語から中国語を思い出す
- 翌日や数日後に復習する
- 覚えた文型の一部を入れ替える
- 質問と返答の形で練習する
- 忘れたフレーズを記録する
まずは、今日覚えたフレーズを一つだけ選び、中国語を隠して言ってみてください。
毎日少しずつ思い出す練習を続けることで、知っている表現を会話で使うための土台を作っていきましょう。


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